人生初のサーカス鑑賞で感動した

会社で周りに尋ねるとみな小学生時代に親に連れられてサーカスを見に行ったと答えます。ほんと?
自分が親になってみて、いかに自分の両親が特殊系に分類されるか痛感しているのですが、またこんなところでも普通の親とウチの違いが顕になるのでプチショックをうける。私連れて行ってもらったことないよ。でも代わりに理系教職員だった父によく科学技術館に連れて行ってもらったな。やはりここでも親フィルター越しに世間を見ることになるのね、と親としての責任も感じます。
さてさて、ある日会社から帰宅すると奥さんあての封筒がポストにありました。中にはチケット。「木下大サーカス特別招待券」とな。
奥さんの知人が木下サーカスの関係者なのです。以前子供用の木製ままごとキッチンをDIYしてプレゼントしたのでそのお返しだとか。
先述の通り私はこの年齢になるまで一度もサーカスを鑑賞したことがなく、テレビや画像で見る知識としてのサーカスしか知りませんでした。せっかく貰ったし行ってみるかという軽い気持ちで一家揃って金城ふ頭へ。
名前こそ特別招待券ですが自由席なので並ぶために早出。開演一時間前に到着したけどすでに200人並んでる。
当日券も売られていたので覗いてみると最良シートがまだ売れ残っているというのです。
あまりコンサートとか行かないので木下システムが一般的なのか分かりませんが、ここでは新幹線の乗車券と同じ料金体制でした。2800円で自由席。そこにいくらか足していくと良い席にグレードアップしていきます。
うちは入場料分はすでに下駄はいている状態。会社の人間に聞いたとおり、子供の頃に一度だけ行くのがサーカスならば最初で最後、一番いい席に座ろうぜ、ということになっての最前列ゲット。まさか。
大人目線だからか、初めて入るサーカステントのなかは意外に狭いなという印象。特に演舞場はバスケットコート半面くらいしかないんじゃないかと思う。
名古屋港水族館でのイルカショーを経験し、鑑賞中のうちの子は始終腹ペコを訴えることが分かっていたのでポテチやハイチュウを買い込んでの鑑賞スタートです。
うわーーー、わーーー。
歓声をあげる、わたし。お前が感激しとるんかいというツッコミは甘んじて受け止めねばなりません。人間って訓練でこんなこと出来るようになるのー?あの妖精さんのような舞は天への誘いなの? アイススケートの帝王プル シェンコのルックスに漫画のようなマッスルを付けたイケメン外人の吊り輪(布)ワークと大胸筋でご婦人方を魅了し、重力の軛から解き放たれようと縦横無尽の移動を試みるオープニングショーのおっぱいがお父さんの視線を釘付けにし、巨大で首が長くアタマに用途不明のアンテナが二本立っている動物の潤んだ瞳に子どもたちは吸い込まれる。しゃいな日本人、地盤沈下したモラル人、ハツラツさを欠いて久しい人。そんな人たちも目を輝かせて目一杯の拍手でパフォーマンスに応えてる。この歳でサーカスとか時間の無駄でしかないとバカにしてましたが、2014年一番の感動でした。ほんとにありがとう。
木下大サーカスは
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