ケン工房のおじいさんに会いにクリマへ行ってきた

年2回、名古屋は港区の金城ふ頭で開催される「クリエーターズマーケット」へ行ってきました。
ファッション、インテリア、クラフト、ビジュアルデザイン…使って着て楽しめるモノあり、見て感動のアートあり、あらゆるジャンルのオリジナル・ワークが大集合。プロもアマチュアも約3000人のつくる人が、その作品を展示・販売・上演・コミュニケーションする、半年に1度だけのクリエーターのビッグイベント。
私は初めて訪れました。去年も来たことのある奥さんは「規模が拡大してる!」と驚いていました。初見の私にとっては見るもの聞くものすべてが新鮮。フリマみたいなお客さんと店員さんが限りなく近く立場が曖昧、にも関わらずお互い一定の距離感を保ってる。しかし1点でも自分の嗜好に合うものが売られていると連帯感発生、みたいな。もしかしたら年末に幕張で行われているコミックマーケットもこんな雰囲気なのかな。

木の手作りギミック玩具を販売されているケン工房へ。おしゃれタウン日進市で工房を営まれているケンさん。「ドイツ製の刃はやっぱり違う!」と、玩具を買いに来た私達一家に糸ノコの刃を一本くれました。うちの奥さんがDIYを趣味にしているというお話をさせてもらってからの流れで頂いてしまいました。「古い旋盤もあるけど持っていくかい?」という気前の良さ。「さすがにそれは大きすぎるので…」「いただきます!(妻」の流れは大体予想できました。
そんなケンさんのブースにて500円で木造りおもちゃの組み立てを体験できると言うので早速子供とチャレンジ。「このかぼちゃの馬車なんてどう?」「かわいいー(娘」「じゃあそれで」「これだけ800円なのよね」「え?」気がつくと60%も高い商品を売りつけられているこのスキル。自分の好きなものを作ってちょっと売って慎ましやかに生活できればそれでいいのとか言っちゃうサブカル女子の背中を蹴っ飛ばすほどの逞しい商魂。モノを売るっていうのはそーゆーことなんですね。
子供の手で約10分。かぼちゃの馬車の入れ物完成~(^^ ドイツ製の木工用ボンドらしく水に強くヤスリがけも可能で速乾性。キャップをなくしてしまい、使う度にペンチで差し口を潰すケンさん。かぼちゃの馬車キットも車軸が一本足りませんでしたよ。それら不都合をカバーする人柄スキル。「わー、ゴメンネー。じゃあハイっ」と木の棒とのこぎりを私に手渡すケンさん。自分で必要分を切り出せという。
自分の好きなことで生活するってのは生半可な気持ちと技術じゃムリ。その苦難を乗り越えた一握りの人の作品は鬼気迫り過ぎて直視できない。出展されていたクリエーターの皆さんはホントスゴイわ。自分ずーっとすごいすごい言ってました。
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