2012年6月9日の天気。雨。
私は京都へ行く。3週間越しの予定がようやく実行できた。2週連続の体調崩しによる延期。だがしかし今回は違う。もうすでに東海地方は梅雨入り。当然京都も。となるともう今週末がラスチャン。だが雨。
朝3時。この時刻を朝にカテゴライズする人間はパン屋か漁師くらい、そして風景写真家も。体調、とくに腹の調子、なかでもとりわけウンコのお伺いを立てるためなる早でアポを取る。たいてい起床2時間後にウンコさんが出勤されるので、その時刻に合わせて逆算するのです。だからこその3時起き。
朝4時。すでに空は白けてくる。
始発電車。意外と多くの人が電車待ち。確か去年の秋はもっと人が少なかった。こんな早い時間から何処へ行くのか。みなそれぞれの行く先があるんだな。
名古屋から京都への鈍行列車の旅がしやすくなってた。乗り継ぎが良くなってる。これは3月のダイヤ改正のおかげ。前回は大垣駅で乗り換え時間3分だったからな。インディージョーンズだってもう少し余裕あるわ。
同僚には「一人旅いいな」とか「スゲー」とか。でも私にとっては普通のこと。普段から森の中で写真をとるために朝早くから出かけてる、その延長という感覚。すっかり一人は慣れっこね。慣れないのは人がいること。
電車ガタンゴトン。霧雨で霞む移りゆく景色を堪能したいので、高校生は別車両へ行ってくれ、おやそうですか、同じ車両ですか。俺の念が通じませんでしたか。念じた方向と逆に来るパターンを一般的になんと表現するのか。
高校生は集団。男子3人女子2人。高校生特有の手が届かないレンジでの会話法。なんか上ずってる感じ。空中戦。おっさんの俺から意見するとおまえら何したいんだよ。
その点おとなのリーチは13cm(日本人平均)なのだよ。近いのだよ。この絶対的な距離感なの差が大人の余裕になってんだな。余裕の中には既視感や諦観も含まれてるけどなだよ。
盛り上がりきれないシリトリに興じる高校生を意識の外に置き、さて雨の中どーやって撮るか検討する。いくら科学的に証明された晴れ男とはいえ、想定は大切。ああ言えばFor You、こう言えばホーユー。まずの懸念は移動手段。自転車で普段から中距離(60km)移動している身としては傘をさしながらの運転の危険性は分かっているので絶対にしたくない。そうなると濡れるか市内電車かバスか。電車バスだと行動範囲狭くなるな。あ、大丈夫か。自分晴れ男なんスよ。
:関ヶ原駅 まさに風雲急を告げるこんじ。山から水蒸気が上がってる、鉛色の空、ほんとすごいわ。戦国絵巻。法螺貝の音が聞こえてきたらこの電車は軍艦になるんじゃね、前の座席のおっさん竹槍持ち出しそうじゃね。
各駅停車の電車だけれど駅間隔が長い!駅を一つ進むごとにどんどん山奥に連れて行かれる。前回の秋の回では京都に着くまで寝ていたけど、今回は車窓からの風景でイメージを高めます。
:醒ヶ井駅 もののけ姫のオープニングシーンと同じやないか。どんだけ水蒸気だしてるのよ。「山ハ生キテイル」
:米原駅 空が明るくなってきた。すみません晴れ男なので。
田舎はほんとに田んぼだらけだな。食料自給率低いって聞いていたけどコメだけは高いんだろうな。水田だけはその繁殖率ゴキブリ並み。うちの近所でもなぜコンナ場所に!?ってとこに稲作してる。3メートル四方しかないのに水田。
:彦根駅 廃屋寸前ですやん。よく台風とか持ちこたえたなっていう。ホームが半壊(しているように見える)。だけど南彦根は人が多いね。ひこにゃんさん…。
三時間も雨の景色を見ていると色々思い出す。特に幼少期のことを。
雨が降ってきた。
雨が降っていた。一枚薄い膜を通して世界と接していたような不自由な期間、意識も体も。あの頃の雨といえは不快感以上に不安感がまさっていた。ベタツキ、濡れる、息苦しい。そんな感じが不安を助長していたのか。
そやな、って女子高生が言ってた。もうそーゆーゾーンに入りましたか。
普段耳慣れない京弁とか、それをしゃべる女子高生とか新鮮すぎる。いいぞ、もっと喋れ。スカートはあまり短くない。名古屋が短すぎるんだな。
土曜日の朝だっていうのに生徒やスーツが大勢乗車していた。なんかイベントでもあるんですか。
当日の京都雨雲レーダーによると私が京都に到着する9時頃には雲が切れることになっている。確かだろう。なぜなら晴れ男の私が赴くから。
貧相なケツなので長時間座ってられる耐久性がない。痛くなりだして30分、もう限界だ!俺は立つぞ!(ワクさん)と立ち上がったところで京都到着。約3時間を感じさせないすてきな列車の旅でした。
ターミナルだから人が多い。駅の中も人が多い。改札の外も人が多い。
今回はカメラバッグとは別に衣料を詰めた肩掛けカバンも持参しました。衣料とはいっても下着と靴下ハンカチ程度。カバンをコインロッカーに預けて身軽にしてから京都探索です。
まず外に出る。雨はポツポツ程度。イギリス人なら傘ささない程度と表現したら素敵なステッキ紳士な皆様には共感していただけるかと。だがしかしダブル-モノクル(片眼鏡)装着の私には小雨も大敵なのでした。
いつもお世話になってるレンタサイクル店へ向かう途中ギャルの口から「征夷大将軍」が聞ける街、それが京都。
いつものチャリンコ屋で無駄話。今日は雨ですねー。雨雲的には抜ける予定っぽいてすけどね。夏と秋も来たんですよ、妻子をおいて。かっはっは。毎度毎度東側ばかり攻めてる。東福寺スタートの詩仙堂あがり。今回もこのルートを攻めますわ。あっはっは。
今回は二日連続で借りたい旨伝えた。裏技:京都駅の駐輪場に自転車を停める。こうすると翌朝レンタサイクル店の開店を待たずに乗っていけるとゆー。そのために2日間レンタルパック。なるほど。
東福寺スタート。いつもの道で到着。すっかり慣れた道。あの店のばーさん、前回も見たんじゃねーの、なんてね。
9時20分。霧雨のなか到着。秋と比較して観光客がとにかく少ない。俺の視界から人が消えてしまうくらい。自分のスタイルとして写真の中に人を入れないので、この状況は願ったり。貸し切り東福寺を満喫していた2分、あれ?団体さんの声がする、と眼を向けてみると修学旅行生。そうかーこの時期は生徒が京都中を徘徊するんだな。
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今回の東福寺はお庭だけ。拝観料400円。方丈を5周したけど一枚良いのがとれたか。
雨の中わざわざ繰り出してくるような人たちもいる。俺と同じ人種、つまりはカメラ愛好者。東福寺の方丈にもカメラマンが5人はいた。そんななかD800のおじいさん発見。毛穴まで描写する解像感はいかがですか。
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また、みんなシャッターひとつとってもスタイルが様々。自分は一枚ずつなんだけど、ある人はベベベっと必ず3枚連射。歩留りを上げるためにそうしているのかな。もちろんCanon7DユーザーはTPOをわきまえず常時連射なのはもはや特筆事項ではなくなった感が一般的になってきたのであえて記述はしません。
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売りの市松模様のコケは手入れが行き届いていないのかクローバーが咲いていた。ぎゃくによかった。ふかふか絨毯から目を出している様。
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TAMRONの70-200F2.8というわりとデカイレンズをつけて方丈へエンターしたので受付のおばちゃんが「本職の方ですか」と質問してきた。たぶん本職で観光雑誌に載せる写真を撮る人は望遠ではなく広角気味の短太デカイいレンズだと思うんです。けどカメラ素人さん的にはデカイレンズ=プロカメラマンだとの認識らしく、専ら望遠専門の私を見て勘違いされたのでしょう。そんなかわいらしい勘違いに対して「…じつは」などという思わせぶりな身分詐称を繰り出し。さらに方丈の板帳を掃除中のおばちゃんに「ご苦労さまです、精が出ますね」などという心にもないことを言い誑かせる悪事をenjoy。むしろ写真より面白かった。
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東福寺から智積院へ。
智積院、何度かみていたけどスルーしていたので今回初めて入ってみました。ふすまの絵がスゲー、リキューが愛したGARDENとかなんとか謳っていたので拝観料500円を払って見てきました。ちょい高。
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順路的にはまず襖絵を見ることになります。 わが国の最高の国宝障壁画が納められています。桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿に〜とかWebに書いてあった。ここではフレーミングのお勉強。なるほど、画面一杯に松や桜の曲がった幹を配して画面隅に松や桜の葉を散りばめることで上下方向への広がりを想像させつつ、幹の一部だけを見せることで迫力をだしているのね。やるじゃん等伯。
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次に見たのはお庭。そうだ京都行こうでもロケとなった(と女性客がキャッキャしてた)らしい。座敷から見えるお庭の景色は、そう見えなくもない、心の目つまり、想像力で補って初めて完成するし未完成のまま。
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自称カメラマンがキャッキャ女性客のスマホカメラでアングルレクチャーをしだしたので退散。
お庭を見るため奥へ。商業写真家が細い通路で荷物と巨体で塞いでた。だめだおまえ。あーゆーのが写真愛好家の地位を貶めるんだな。天につばを吐いている感覚は持ち合わせていない様子。ますます撮影できる場所がへってしまいますやん。
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智積院は他にも金堂なるデカイお堂があったり、紫陽花が一面に咲いていたり(まだ少し時期が早かった)。みるとこ多くて良い場所でした。ほんとにカメラマン多いなー。
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次に向かうは南禅寺。智積院からは東大路通りでがーっといけるんだけど、五条通りと交わった先に東山警察署があるのよね。ピストバイクに端を発した自転車も道路走れ論を力強く推進している東山警察署員が立哨して目を光らせてるのよね。前回秋の時も注意とレクチャーと冊子をもらって20分はロスしたからここは迂回せざるを得ない。細い道をくねくね。署を通過したらまた東大路通りに復帰。東山三条交差点で東へ。LAWSON東山三条店が毎回のピットイン中継店です。そのころ時刻12時30分を回ってた。
ここはコンビニの軒先に椅子とテーブルが4セットおいてあるので京都のめし処を未調査の身には助かるし気が楽。行き交う観光客や京都人を眺めながらサンドイッチとおにぎりを食べる。
京都女子が可愛いのか、彼女たちがかわいいのか。祇園に近いこともあって可愛い女子が集まってるんだな。渋谷のギャルほどケバくない、名古屋の女子より断然可愛い、そして京都アクセント。これはグッとくるわー。撮影会をお願いします。
そしてまたここは京大グラウンドに近いので、胸元に京都大学と入ったシャツを着た子がちょくちょく入店してくる。ハイソな香り漂うわー。撮影会をお願いします。
腹ごしらえもしたし、気がついたら霧雨もやんだし。南禅寺へ行くしかない。
「南禅寺三門」「絶景かな」「それは後世の作り話」という一連のワークフローを流さないといけない決まりでもあるのかジジババ連盟。「いい天気ですね」「そうですね」クラスのメジャーな枕詞ならぬ枕会話。今回もまた聞いてしまったよ。
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南禅寺の三門を撮り忘れた。女子集団が集合写真を撮ってたから。盗撮ーいわれてもかなわないからあとで取ろうと思ってそのままだった。
そうなのよ、なぜこんな場所に女子が多いのか。東福寺の方丈でも実は女性客が多かった。っていうかそもそも旅行は女性がするものなのか。寺巡りは女性的趣味なのか。認識をあらためさせられた今回の京都旅行。東福寺は40代、そしてなぜかここ南禅寺は20代が多い。それはもしかして水路目当てなのか。
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南禅寺には琵琶湖水を京都に引くためまさかの境内に場違いな煉瓦造りの水路。当然建設当時は大揉めだったみたいだけど今では良いアクセントになってますよね。そりゃ女子も集まるわ。
あれ、南禅寺って写真を募集してるのよね。もしかして東福寺もそんな事やりだしたのかな。ふと思ったよ。
水路でも若い女性がナマ脚むき出しでキャッキャやってるから写真撮れない。もともとあんまりとれないんだけど。ある女子が「この水つめたーい、なんか飲めそう」「のんでみなよー」「うん」無知にも程がある。
南禅寺の水道橋をさらり撮影したあとは天授庵へ。秋に来たときは人も少なく、薄暗く、差し込む木漏れ日と紅葉が池に反射して綺麗だった。こじんまりとした拝観順路の入り口からしてすでに綺麗。
靴を脱いで上がり込んで勝手に瞑想してる人がいるけど、ありゃまずい。金払えば何してもいい訳じゃない。そもそもたった400円しか払ってない。
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南禅寺、次回は冬に来る予定なので、湯豆腐を落ち着いて食べてみたい。たぶん普通の湯豆腐だと思いますけど。
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とにかく朝早くじゃないとダメだな。人が多すぎる。
詩仙堂はまちがいなく「女子」向けに展開されてるな。別に院の主が女性だったわけじゃないのに、誰が何のために。おかげで六畳程度の座敷間に15人近くの客が押し寄せる。全然落ち着かねぇ。
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詩仙堂から平安神宮へ。思ったより平安感を満喫てきた。だだっ広い砂利の境内。境内を囲むように配置された建物。写真は撮らない。ありきたりなイメージしかうかばない。神宮のイメージカラーも、朱色であって私の好きなワインレッドみたいな深い赤ではない。さいごに神宮のちょい外で一枚。
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神宮境内をぐるり一周している間にだいぶ雨が強くなりだした。これまでは霧雨ってことで誤魔化してきたけど、雨粒が目にダイレクトに入ってくるようになってしまうともうダメだ。
自転車で駆け出して、場所問わず目に入った個人経営の喫茶店へ逃げ込む。遅いランチ。17時。焼肉定食ドリンクオプションつけて1100円。先客のしわがれた声の五十路婆とぽたぽた焼き婆が「お寺さんは水商売の人をお嫁にもらうのが一番楽って。機転が聞くから」みたいな罰当たりな会話を。
修学旅行生徒かち合う。この時期は!
肌の見せ方がわからない。効果的な方法を知らない。私服で京都めぐりの高校生。
とりあえずミニスカート履いてみた、みたいな。やってみたシリーズか!
祇園は料亭だけが並ぶ街ではないことを今回初めて知った。十中八九高級であろう小さな料亭の横にソープが軒を連ねる。ワイシャツ男が客引きしてる。
ソワレに行こうと思ったけど、いわゆる原宿的な立地でのお店なので弱る。
京女の相槌は「そやな」。肯定なのね。
京都は一日で良いね。泊まるほど撮るものない。なーんで詩仙堂が撮影禁止なんだよ。やる気ガックリ。おそらくもう行かない。京都のチープさ。基本的に作りが古い、木材がウエハースになってる。空手師範代3人で畳めてしまうくらい脆そう。ほんなとこに大挙していくもんじゃないぜ。、と詩仙堂の、受付の爺と婆大挙の腹いせに。
とはいえ、明日は日曜日なのでもしかしたら観光客が少なくなってるかも。
おみやげ検討。何がよいやら。
京都駅の駐輪場に自転車を停める。こうすると翌朝レンタサイクル店の開店を待たずに乗っていけるとゆー。そのために2日間レンタルパック。なるほど。
自転車が痛い。サドルが痛い。オレのチャリはなんだかんだで優秀なサドルだな。60km。
大阪の不細工男子はお手軽だ。ちょっと顎出してKAMEDAっぽい声色と喋り方していればいいんだからな。
進行方向に向いた座席、新幹線的な、あれを在来線でやる意味がわからない。人が詰め込めないじゃん。名古屋大阪なんだけど。まさか福岡までほんなこと。
ほんとに右側に並んでる大阪人。ちなみに京都は左側に並びます。京都−大阪間で並びサイドが違うのかよ。
大阪のおばさん、向かってくる。道をどかない、譲らない。サウザーなの。引かぬ媚びぬ顧みぬの?
せやな。ほんまにせやな。せやな、は少し早口気味に言うのよ。せやな。
祇園男子は傘を閉じる姿すら様になってる。きっと誰かに教わるんだろうな。
梅田九番出口。で大阪。なんか早い。京都駅からも電車の最後尾に乗れば梅田まで早く移動できる。
大阪駅のデカイひさし。図体の割には雨風が吹き込むという噂はかねがね聞いています。雰囲気は京都駅に近い。現代駅の典型なのかな。
大阪は細目が多い。高麗町とかいう地名もあるし。商業盛んだし。そっち系?
京都の降り口名称間違ってないか?なぜ南側が東口なんだよ。
もしかしてMMR的に昔日本列島が90度傾いていたから南東が狂ってる論。
京都人の何が凄いって東京のことをイナカと呼び、京都のことをミヤコと呼ぶ。任天堂とオムロンが絶対の誇り。デートは神社仏閣。○○スイーツの9割は抹茶。ブブ漬けがおやつ。子供の携帯のストラップはお守り。みんなmy favoriot templeがある。小学生の間で神社仏閣のカードバトルがはやってる。
狭い市内、さらには見所も限られてる。となると「あれ。さっき見た?」みたいなことがわりかし多い。お前さっきすれ違った時も彼女の機嫌をとってたな。彼女の方もせっかく可愛いのに何苦虫潰した顔してんねん。
京都で写真となると兎に角歩く歩く。足痛いわ。巨大バッテリーをスマホに取り付けて移動ログを取りたい。
祇園を撮りたくて、二度寝していたけど発起して大阪から京都へ向かう。
漠然と撮りたいなーとは思っていたけど、前日の祇園=ソープ街という図式を目の当たりにしてからはその思いも弱くなった。そんなときインターネットは便利だな。東横インに止まったのでtoyoko-inn.comのwifiに繋いで高速インターネッつ!祇園といえば巽橋(たつみばし)らしいことを知る。場所は、社長の含蓄がラーメンをまずくさせてるでお馴染みの天下一品知恩院店前の交差点を東へ。細い道を抜けた先に巽橋があったよ。そこへ向かう途中で上半身裸の男が女性をタクシーに乗り込ませてた。そうか、8時とかそ~ゆー時間帯なのね。ホスト兄さんお疲れ様です。また、それを目当てにタクシーがスゲー客待ちしてる。客待ちにはめっぽう向かない道の細さなのに。
京都の空車タクシーとセガの名作クレイジータクシーに相違が見いだせない。京都の道はそんなに平らではない。ちょっとポコポコしてるから、だからクレイジータクシーが向こうからガウンガウン車体を揺らせて向かってくる様はまさにクレイジー。
なぜ巽橋だけがフォーカスされているのか。他にも似たような小さな橋はいくらでもありますのに。
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京都にオープンカフェ無理。室内でないと食事できない。上品にできてんな。文化的に青空の下で飯を食べるとかしないんじゃないか。現地人がなぜかオープンカフェゾーンで食っている我々を見下し苦笑気味で通過するのが目障り。
巽橋をあとにして一路南禅寺へ。人が少ない南禅寺を撮るのよ。8時40分の開門とほぼ同時刻に到着。意外にも若い子がたくさん来てた。
前日は天授庵を、今日は方丈。カメラ女子に遭遇。Nikonの中級機、だがレンズはデカイ。最初は通路でうずこまって泣いている失恋女子かと思ったら、実はローアングルから狙ってた。無言バトル開始。お前どんだけとってんだよ。普段だと無目的にシャッターを、切ってしまうけど、今回は対戦相手がいたので充実したシャッターバトルになりました。ニコンの一眼を買う女性はなんか気合が違う。拝観料以上のものを切り取ろうという執念がすごい。・・・まぁ結果的にはバトルに注意がいってしまい、いい絵が全く撮れなかったんですけどね。
南禅寺からの帰路。子どもがゲロってる連絡が奥さんから入電。やっぱりそう来ましたか。でもせっかく来たので建仁寺を見よう、先週訪れた会社同僚からもなかなか良かった旨聞いていたし。んごんご。東山警察署前を迂回するために入った道がたまたま建仁寺への参拝経路。そして建仁寺が栄西禅師八百年大遠諱イベント中。交通規制、ガードマンがすごかった。結局拝観してません。あんなとこでカメラ振り回してたら間違いなく女子の脚が映り込んでしまうよ。
正午、レンタサイクルさんに返却。どうもありがとう。
駆け足で京都駅へ。コインロッカーより荷物を取り出して一気に新幹線ホームへ駆け込む。新幹線では呑んでよい判定を下しているのでホームのキオスクでオリオンビールを買いました。うまい!フルーティー!
早い!さっきまで京都にいたのにもう名古屋。ビール呑んでウトウトしていたらもう到着。すごいわ新幹線。時間を金で買うとはまさにこのこと。
という初夏の京都旅行でした。
私は京都へ行く。3週間越しの予定がようやく実行できた。2週連続の体調崩しによる延期。だがしかし今回は違う。もうすでに東海地方は梅雨入り。当然京都も。となるともう今週末がラスチャン。だが雨。
朝3時。この時刻を朝にカテゴライズする人間はパン屋か漁師くらい、そして風景写真家も。体調、とくに腹の調子、なかでもとりわけウンコのお伺いを立てるためなる早でアポを取る。たいてい起床2時間後にウンコさんが出勤されるので、その時刻に合わせて逆算するのです。だからこその3時起き。
朝4時。すでに空は白けてくる。
始発電車。意外と多くの人が電車待ち。確か去年の秋はもっと人が少なかった。こんな早い時間から何処へ行くのか。みなそれぞれの行く先があるんだな。
名古屋から京都への鈍行列車の旅がしやすくなってた。乗り継ぎが良くなってる。これは3月のダイヤ改正のおかげ。前回は大垣駅で乗り換え時間3分だったからな。インディージョーンズだってもう少し余裕あるわ。
同僚には「一人旅いいな」とか「スゲー」とか。でも私にとっては普通のこと。普段から森の中で写真をとるために朝早くから出かけてる、その延長という感覚。すっかり一人は慣れっこね。慣れないのは人がいること。
電車ガタンゴトン。霧雨で霞む移りゆく景色を堪能したいので、高校生は別車両へ行ってくれ、おやそうですか、同じ車両ですか。俺の念が通じませんでしたか。念じた方向と逆に来るパターンを一般的になんと表現するのか。
高校生は集団。男子3人女子2人。高校生特有の手が届かないレンジでの会話法。なんか上ずってる感じ。空中戦。おっさんの俺から意見するとおまえら何したいんだよ。
その点おとなのリーチは13cm(日本人平均)なのだよ。近いのだよ。この絶対的な距離感なの差が大人の余裕になってんだな。余裕の中には既視感や諦観も含まれてるけどなだよ。
盛り上がりきれないシリトリに興じる高校生を意識の外に置き、さて雨の中どーやって撮るか検討する。いくら科学的に証明された晴れ男とはいえ、想定は大切。ああ言えばFor You、こう言えばホーユー。まずの懸念は移動手段。自転車で普段から中距離(60km)移動している身としては傘をさしながらの運転の危険性は分かっているので絶対にしたくない。そうなると濡れるか市内電車かバスか。電車バスだと行動範囲狭くなるな。あ、大丈夫か。自分晴れ男なんスよ。
:関ヶ原駅 まさに風雲急を告げるこんじ。山から水蒸気が上がってる、鉛色の空、ほんとすごいわ。戦国絵巻。法螺貝の音が聞こえてきたらこの電車は軍艦になるんじゃね、前の座席のおっさん竹槍持ち出しそうじゃね。
各駅停車の電車だけれど駅間隔が長い!駅を一つ進むごとにどんどん山奥に連れて行かれる。前回の秋の回では京都に着くまで寝ていたけど、今回は車窓からの風景でイメージを高めます。
:醒ヶ井駅 もののけ姫のオープニングシーンと同じやないか。どんだけ水蒸気だしてるのよ。「山ハ生キテイル」
:米原駅 空が明るくなってきた。すみません晴れ男なので。
田舎はほんとに田んぼだらけだな。食料自給率低いって聞いていたけどコメだけは高いんだろうな。水田だけはその繁殖率ゴキブリ並み。うちの近所でもなぜコンナ場所に!?ってとこに稲作してる。3メートル四方しかないのに水田。
:彦根駅 廃屋寸前ですやん。よく台風とか持ちこたえたなっていう。ホームが半壊(しているように見える)。だけど南彦根は人が多いね。ひこにゃんさん…。
三時間も雨の景色を見ていると色々思い出す。特に幼少期のことを。
雨が降ってきた。
雨が降っていた。一枚薄い膜を通して世界と接していたような不自由な期間、意識も体も。あの頃の雨といえは不快感以上に不安感がまさっていた。ベタツキ、濡れる、息苦しい。そんな感じが不安を助長していたのか。
そやな、って女子高生が言ってた。もうそーゆーゾーンに入りましたか。
普段耳慣れない京弁とか、それをしゃべる女子高生とか新鮮すぎる。いいぞ、もっと喋れ。スカートはあまり短くない。名古屋が短すぎるんだな。
土曜日の朝だっていうのに生徒やスーツが大勢乗車していた。なんかイベントでもあるんですか。
当日の京都雨雲レーダーによると私が京都に到着する9時頃には雲が切れることになっている。確かだろう。なぜなら晴れ男の私が赴くから。
貧相なケツなので長時間座ってられる耐久性がない。痛くなりだして30分、もう限界だ!俺は立つぞ!(ワクさん)と立ち上がったところで京都到着。約3時間を感じさせないすてきな列車の旅でした。
ターミナルだから人が多い。駅の中も人が多い。改札の外も人が多い。
今回はカメラバッグとは別に衣料を詰めた肩掛けカバンも持参しました。衣料とはいっても下着と靴下ハンカチ程度。カバンをコインロッカーに預けて身軽にしてから京都探索です。
まず外に出る。雨はポツポツ程度。イギリス人なら傘ささない程度と表現したら素敵なステッキ紳士な皆様には共感していただけるかと。だがしかしダブル-モノクル(片眼鏡)装着の私には小雨も大敵なのでした。
いつもお世話になってるレンタサイクル店へ向かう途中ギャルの口から「征夷大将軍」が聞ける街、それが京都。
いつものチャリンコ屋で無駄話。今日は雨ですねー。雨雲的には抜ける予定っぽいてすけどね。夏と秋も来たんですよ、妻子をおいて。かっはっは。毎度毎度東側ばかり攻めてる。東福寺スタートの詩仙堂あがり。今回もこのルートを攻めますわ。あっはっは。
今回は二日連続で借りたい旨伝えた。裏技:京都駅の駐輪場に自転車を停める。こうすると翌朝レンタサイクル店の開店を待たずに乗っていけるとゆー。そのために2日間レンタルパック。なるほど。
東福寺スタート。いつもの道で到着。すっかり慣れた道。あの店のばーさん、前回も見たんじゃねーの、なんてね。
9時20分。霧雨のなか到着。秋と比較して観光客がとにかく少ない。俺の視界から人が消えてしまうくらい。自分のスタイルとして写真の中に人を入れないので、この状況は願ったり。貸し切り東福寺を満喫していた2分、あれ?団体さんの声がする、と眼を向けてみると修学旅行生。そうかーこの時期は生徒が京都中を徘徊するんだな。
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今回の東福寺はお庭だけ。拝観料400円。方丈を5周したけど一枚良いのがとれたか。
雨の中わざわざ繰り出してくるような人たちもいる。俺と同じ人種、つまりはカメラ愛好者。東福寺の方丈にもカメラマンが5人はいた。そんななかD800のおじいさん発見。毛穴まで描写する解像感はいかがですか。
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また、みんなシャッターひとつとってもスタイルが様々。自分は一枚ずつなんだけど、ある人はベベベっと必ず3枚連射。歩留りを上げるためにそうしているのかな。もちろんCanon7DユーザーはTPOをわきまえず常時連射なのはもはや特筆事項ではなくなった感が一般的になってきたのであえて記述はしません。
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売りの市松模様のコケは手入れが行き届いていないのかクローバーが咲いていた。ぎゃくによかった。ふかふか絨毯から目を出している様。
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TAMRONの70-200F2.8というわりとデカイレンズをつけて方丈へエンターしたので受付のおばちゃんが「本職の方ですか」と質問してきた。たぶん本職で観光雑誌に載せる写真を撮る人は望遠ではなく広角気味の短太デカイいレンズだと思うんです。けどカメラ素人さん的にはデカイレンズ=プロカメラマンだとの認識らしく、専ら望遠専門の私を見て勘違いされたのでしょう。そんなかわいらしい勘違いに対して「…じつは」などという思わせぶりな身分詐称を繰り出し。さらに方丈の板帳を掃除中のおばちゃんに「ご苦労さまです、精が出ますね」などという心にもないことを言い誑かせる悪事をenjoy。むしろ写真より面白かった。
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東福寺から智積院へ。
智積院、何度かみていたけどスルーしていたので今回初めて入ってみました。ふすまの絵がスゲー、リキューが愛したGARDENとかなんとか謳っていたので拝観料500円を払って見てきました。ちょい高。
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順路的にはまず襖絵を見ることになります。 わが国の最高の国宝障壁画が納められています。桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿に〜とかWebに書いてあった。ここではフレーミングのお勉強。なるほど、画面一杯に松や桜の曲がった幹を配して画面隅に松や桜の葉を散りばめることで上下方向への広がりを想像させつつ、幹の一部だけを見せることで迫力をだしているのね。やるじゃん等伯。
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次に見たのはお庭。そうだ京都行こうでもロケとなった(と女性客がキャッキャしてた)らしい。座敷から見えるお庭の景色は、そう見えなくもない、心の目つまり、想像力で補って初めて完成するし未完成のまま。
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自称カメラマンがキャッキャ女性客のスマホカメラでアングルレクチャーをしだしたので退散。
お庭を見るため奥へ。商業写真家が細い通路で荷物と巨体で塞いでた。だめだおまえ。あーゆーのが写真愛好家の地位を貶めるんだな。天につばを吐いている感覚は持ち合わせていない様子。ますます撮影できる場所がへってしまいますやん。
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智積院は他にも金堂なるデカイお堂があったり、紫陽花が一面に咲いていたり(まだ少し時期が早かった)。みるとこ多くて良い場所でした。ほんとにカメラマン多いなー。
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次に向かうは南禅寺。智積院からは東大路通りでがーっといけるんだけど、五条通りと交わった先に東山警察署があるのよね。ピストバイクに端を発した自転車も道路走れ論を力強く推進している東山警察署員が立哨して目を光らせてるのよね。前回秋の時も注意とレクチャーと冊子をもらって20分はロスしたからここは迂回せざるを得ない。細い道をくねくね。署を通過したらまた東大路通りに復帰。東山三条交差点で東へ。LAWSON東山三条店が毎回のピットイン中継店です。そのころ時刻12時30分を回ってた。
ここはコンビニの軒先に椅子とテーブルが4セットおいてあるので京都のめし処を未調査の身には助かるし気が楽。行き交う観光客や京都人を眺めながらサンドイッチとおにぎりを食べる。
京都女子が可愛いのか、彼女たちがかわいいのか。祇園に近いこともあって可愛い女子が集まってるんだな。渋谷のギャルほどケバくない、名古屋の女子より断然可愛い、そして京都アクセント。これはグッとくるわー。撮影会をお願いします。
そしてまたここは京大グラウンドに近いので、胸元に京都大学と入ったシャツを着た子がちょくちょく入店してくる。ハイソな香り漂うわー。撮影会をお願いします。
腹ごしらえもしたし、気がついたら霧雨もやんだし。南禅寺へ行くしかない。
「南禅寺三門」「絶景かな」「それは後世の作り話」という一連のワークフローを流さないといけない決まりでもあるのかジジババ連盟。「いい天気ですね」「そうですね」クラスのメジャーな枕詞ならぬ枕会話。今回もまた聞いてしまったよ。
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南禅寺の三門を撮り忘れた。女子集団が集合写真を撮ってたから。盗撮ーいわれてもかなわないからあとで取ろうと思ってそのままだった。
そうなのよ、なぜこんな場所に女子が多いのか。東福寺の方丈でも実は女性客が多かった。っていうかそもそも旅行は女性がするものなのか。寺巡りは女性的趣味なのか。認識をあらためさせられた今回の京都旅行。東福寺は40代、そしてなぜかここ南禅寺は20代が多い。それはもしかして水路目当てなのか。
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南禅寺には琵琶湖水を京都に引くためまさかの境内に場違いな煉瓦造りの水路。当然建設当時は大揉めだったみたいだけど今では良いアクセントになってますよね。そりゃ女子も集まるわ。
あれ、南禅寺って写真を募集してるのよね。もしかして東福寺もそんな事やりだしたのかな。ふと思ったよ。
水路でも若い女性がナマ脚むき出しでキャッキャやってるから写真撮れない。もともとあんまりとれないんだけど。ある女子が「この水つめたーい、なんか飲めそう」「のんでみなよー」「うん」無知にも程がある。
南禅寺の水道橋をさらり撮影したあとは天授庵へ。秋に来たときは人も少なく、薄暗く、差し込む木漏れ日と紅葉が池に反射して綺麗だった。こじんまりとした拝観順路の入り口からしてすでに綺麗。
靴を脱いで上がり込んで勝手に瞑想してる人がいるけど、ありゃまずい。金払えば何してもいい訳じゃない。そもそもたった400円しか払ってない。
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南禅寺、次回は冬に来る予定なので、湯豆腐を落ち着いて食べてみたい。たぶん普通の湯豆腐だと思いますけど。
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とにかく朝早くじゃないとダメだな。人が多すぎる。
詩仙堂はまちがいなく「女子」向けに展開されてるな。別に院の主が女性だったわけじゃないのに、誰が何のために。おかげで六畳程度の座敷間に15人近くの客が押し寄せる。全然落ち着かねぇ。
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詩仙堂から平安神宮へ。思ったより平安感を満喫てきた。だだっ広い砂利の境内。境内を囲むように配置された建物。写真は撮らない。ありきたりなイメージしかうかばない。神宮のイメージカラーも、朱色であって私の好きなワインレッドみたいな深い赤ではない。さいごに神宮のちょい外で一枚。
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神宮境内をぐるり一周している間にだいぶ雨が強くなりだした。これまでは霧雨ってことで誤魔化してきたけど、雨粒が目にダイレクトに入ってくるようになってしまうともうダメだ。
自転車で駆け出して、場所問わず目に入った個人経営の喫茶店へ逃げ込む。遅いランチ。17時。焼肉定食ドリンクオプションつけて1100円。先客のしわがれた声の五十路婆とぽたぽた焼き婆が「お寺さんは水商売の人をお嫁にもらうのが一番楽って。機転が聞くから」みたいな罰当たりな会話を。
修学旅行生徒かち合う。この時期は!
肌の見せ方がわからない。効果的な方法を知らない。私服で京都めぐりの高校生。
とりあえずミニスカート履いてみた、みたいな。やってみたシリーズか!
祇園は料亭だけが並ぶ街ではないことを今回初めて知った。十中八九高級であろう小さな料亭の横にソープが軒を連ねる。ワイシャツ男が客引きしてる。
ソワレに行こうと思ったけど、いわゆる原宿的な立地でのお店なので弱る。
京女の相槌は「そやな」。肯定なのね。
京都は一日で良いね。泊まるほど撮るものない。なーんで詩仙堂が撮影禁止なんだよ。やる気ガックリ。おそらくもう行かない。京都のチープさ。基本的に作りが古い、木材がウエハースになってる。空手師範代3人で畳めてしまうくらい脆そう。ほんなとこに大挙していくもんじゃないぜ。、と詩仙堂の、受付の爺と婆大挙の腹いせに。
とはいえ、明日は日曜日なのでもしかしたら観光客が少なくなってるかも。
おみやげ検討。何がよいやら。
京都駅の駐輪場に自転車を停める。こうすると翌朝レンタサイクル店の開店を待たずに乗っていけるとゆー。そのために2日間レンタルパック。なるほど。
自転車が痛い。サドルが痛い。オレのチャリはなんだかんだで優秀なサドルだな。60km。
大阪の不細工男子はお手軽だ。ちょっと顎出してKAMEDAっぽい声色と喋り方していればいいんだからな。
進行方向に向いた座席、新幹線的な、あれを在来線でやる意味がわからない。人が詰め込めないじゃん。名古屋大阪なんだけど。まさか福岡までほんなこと。
ほんとに右側に並んでる大阪人。ちなみに京都は左側に並びます。京都−大阪間で並びサイドが違うのかよ。
大阪のおばさん、向かってくる。道をどかない、譲らない。サウザーなの。引かぬ媚びぬ顧みぬの?
せやな。ほんまにせやな。せやな、は少し早口気味に言うのよ。せやな。
祇園男子は傘を閉じる姿すら様になってる。きっと誰かに教わるんだろうな。
梅田九番出口。で大阪。なんか早い。京都駅からも電車の最後尾に乗れば梅田まで早く移動できる。
大阪駅のデカイひさし。図体の割には雨風が吹き込むという噂はかねがね聞いています。雰囲気は京都駅に近い。現代駅の典型なのかな。
大阪は細目が多い。高麗町とかいう地名もあるし。商業盛んだし。そっち系?
京都の降り口名称間違ってないか?なぜ南側が東口なんだよ。
もしかしてMMR的に昔日本列島が90度傾いていたから南東が狂ってる論。
京都人の何が凄いって東京のことをイナカと呼び、京都のことをミヤコと呼ぶ。任天堂とオムロンが絶対の誇り。デートは神社仏閣。○○スイーツの9割は抹茶。ブブ漬けがおやつ。子供の携帯のストラップはお守り。みんなmy favoriot templeがある。小学生の間で神社仏閣のカードバトルがはやってる。
狭い市内、さらには見所も限られてる。となると「あれ。さっき見た?」みたいなことがわりかし多い。お前さっきすれ違った時も彼女の機嫌をとってたな。彼女の方もせっかく可愛いのに何苦虫潰した顔してんねん。
京都で写真となると兎に角歩く歩く。足痛いわ。巨大バッテリーをスマホに取り付けて移動ログを取りたい。
祇園を撮りたくて、二度寝していたけど発起して大阪から京都へ向かう。
漠然と撮りたいなーとは思っていたけど、前日の祇園=ソープ街という図式を目の当たりにしてからはその思いも弱くなった。そんなときインターネットは便利だな。東横インに止まったのでtoyoko-inn.comのwifiに繋いで高速インターネッつ!祇園といえば巽橋(たつみばし)らしいことを知る。場所は、社長の含蓄がラーメンをまずくさせてるでお馴染みの天下一品知恩院店前の交差点を東へ。細い道を抜けた先に巽橋があったよ。そこへ向かう途中で上半身裸の男が女性をタクシーに乗り込ませてた。そうか、8時とかそ~ゆー時間帯なのね。ホスト兄さんお疲れ様です。また、それを目当てにタクシーがスゲー客待ちしてる。客待ちにはめっぽう向かない道の細さなのに。
京都の空車タクシーとセガの名作クレイジータクシーに相違が見いだせない。京都の道はそんなに平らではない。ちょっとポコポコしてるから、だからクレイジータクシーが向こうからガウンガウン車体を揺らせて向かってくる様はまさにクレイジー。
なぜ巽橋だけがフォーカスされているのか。他にも似たような小さな橋はいくらでもありますのに。
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京都にオープンカフェ無理。室内でないと食事できない。上品にできてんな。文化的に青空の下で飯を食べるとかしないんじゃないか。現地人がなぜかオープンカフェゾーンで食っている我々を見下し苦笑気味で通過するのが目障り。
巽橋をあとにして一路南禅寺へ。人が少ない南禅寺を撮るのよ。8時40分の開門とほぼ同時刻に到着。意外にも若い子がたくさん来てた。
前日は天授庵を、今日は方丈。カメラ女子に遭遇。Nikonの中級機、だがレンズはデカイ。最初は通路でうずこまって泣いている失恋女子かと思ったら、実はローアングルから狙ってた。無言バトル開始。お前どんだけとってんだよ。普段だと無目的にシャッターを、切ってしまうけど、今回は対戦相手がいたので充実したシャッターバトルになりました。ニコンの一眼を買う女性はなんか気合が違う。拝観料以上のものを切り取ろうという執念がすごい。・・・まぁ結果的にはバトルに注意がいってしまい、いい絵が全く撮れなかったんですけどね。
南禅寺からの帰路。子どもがゲロってる連絡が奥さんから入電。やっぱりそう来ましたか。でもせっかく来たので建仁寺を見よう、先週訪れた会社同僚からもなかなか良かった旨聞いていたし。んごんご。東山警察署前を迂回するために入った道がたまたま建仁寺への参拝経路。そして建仁寺が栄西禅師八百年大遠諱イベント中。交通規制、ガードマンがすごかった。結局拝観してません。あんなとこでカメラ振り回してたら間違いなく女子の脚が映り込んでしまうよ。
正午、レンタサイクルさんに返却。どうもありがとう。
駆け足で京都駅へ。コインロッカーより荷物を取り出して一気に新幹線ホームへ駆け込む。新幹線では呑んでよい判定を下しているのでホームのキオスクでオリオンビールを買いました。うまい!フルーティー!
早い!さっきまで京都にいたのにもう名古屋。ビール呑んでウトウトしていたらもう到着。すごいわ新幹線。時間を金で買うとはまさにこのこと。
という初夏の京都旅行でした。
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